「ドバイの夏は50℃近くまで気温が上がる。」
そんな話を耳にして、「本当に生活できるの?」と不安に感じたことはありませんか?
私自身もドバイへ移住する前は、「暑すぎて外を歩けないのでは」「夏は家から出られないのでは」と想像していました。
確かにドバイの夏は日本では経験したことのない暑さです。しかし、その暑さを前提とした街づくりや生活スタイルが根付いているため、想像していたよりも快適に生活できる場面も多くあると感じました。
今回は、現地在住者の視点から「ドバイの夏のリアル」についてご紹介できればと思います。
ドバイの夏はどれくらい暑い?
ドバイの夏は一般的に6月頃から9月頃まで続きます。
この時期の日中の気温は40~45℃を超える日も多く、また、夜になっても30℃を下回らない日が続くため、「夜だから涼しい」という感覚はほとんどありません。
さらに、沿岸部では湿度が高くなる日もあり、蒸し暑さを感じることもあります。
数字だけを見ると「そんな場所で生活できるの?」と思われるかもしれませんが、実際の暮らしは少しイメージが異なります。
実際、夏の日中は歩けるの?
「ドバイの夏でも普段外を歩くことはあるのですか?」と聞かれることがありますが、答えは「ほとんどありません」です。
日中は体感温度が50℃近くになる日もあり、徒歩での長時間移動は現実的ではありません。そのため、多くの人が車やタクシー、配車サービスを利用して移動しています。
正直、私も夏の日中に「歩いて移動しようかな」と思うことはほとんどありません。
数分外にいるだけでも強い日差しと熱気を感じるため、目的地まで徒歩で移動するのではなく、できるだけ屋内から屋内へ移動する生活になります。
ドバイが「車社会」と言われる理由
ドバイが車社会であることは、これまでも過去に投稿したコラムの中で何度か触れているのですが、その理由の一つが夏の暑さです。
例えば、自宅の駐車場から車に乗り、目的地の駐車場へ移動し、そのまま屋内施設へ入るという生活スタイルが一般的です。
オフィスビルやショッピングモール、多くのレストランにも駐車場が整備されているため、実際に炎天下を歩く時間は意外と長くありません。
そのため、「外は非常に暑いけれど、生活自体は思っていたより快適だった」と感じる人も多いようです。
夏はショッピングモールが生活の中心
ドバイの夏は、ショッピングモールが生活の中心になります。
日本では「買い物をする場所」というイメージが強いかもしれませんが、ドバイではモールは生活インフラの一部です。
館内には、
・スーパーマーケット
・レストラン・カフェ
・映画館
・病院・クリニック
・銀行
・ジム
・子どもの遊び場
などが揃っており、一日中快適に過ごすことができます。
さらに、ドバイモールには水族館、モール・オブ・ジ・エミレーツには屋内スキー場「Ski Dubai」があるなど、暑い季節でも楽しめる施設が充実しています。
冷房は想像以上に強い
夏のドバイで驚いたことの一つが、屋内の冷房の強さです。
外は40℃を超える一方で、ショッピングモールやレストラン、オフィスでは20℃前後まで冷房が効いていることも珍しくありません。
そのため、真夏でも薄手のカーディガンや羽織りを持ち歩く人が多く見られます。
外では暑さ対策、室内では冷え対策が必要という、日本とは少し違った夏の過ごし方になります。
日本の夏とドバイの夏、どちらが過ごしやすい?
これは人によって感じ方が異なりますが、私自身は「思っていたよりドバイの夏は生活しやすい」と感じています。
もちろん、気温だけを比べればドバイの方が圧倒的に高く、炎天下で長時間過ごすことは難しいでしょう。
一方で、ゲリラ豪雨や台風を心配することはほとんどありません。
暑さの種類は違いますが、「生活スタイルそのものが暑さに合わせて設計されている」という点は、日本との大きな違いだと感じます。
ドバイの夏を快適に過ごすための5つのポイント
ドバイで夏を快適に過ごすために、私自身が意識していることをご紹介します。
① 日中の徒歩移動はできるだけ避ける
② 水分補給をこまめに行う
③ モールなど屋内施設を上手に利用する
④ 薄手の羽織りを持ち歩く
⑤ 車内にモバイルバッテリーや電子機器を長時間放置しない
少し意識するだけでも、夏の過ごしやすさは大きく変わります。
まとめ
「ドバイの夏は本当に住めるの?」という疑問に対する私の答えは、「暑さは想像以上。でも、生活は想像より快適です。」
大型ショッピングモールやオフィス、住宅など屋内環境が充実していることから、生活そのものが成り立たないということはありません。
ドバイでは、街全体が暑さを前提として設計されているため、その環境に合わせた生活スタイルを送ることで、夏でも快適に過ごすことができます。
気温の数字だけでは分からない「現地で暮らして初めて分かるリアル」が、これからドバイへの移住や不動産購入を検討している方の参考になれば幸いです。